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2025/02/02 12:31 |
天袋。地袋。人袋?
今日は天袋です。
天袋、地袋(押し入れの上下とかにあるちっちゃい襖だよ!)は太鼓張りと呼ばれる枠の無い襖になっている事が多いです。
なので普通は枠で隠れている側面が丸見えです。
したがって紙を張るときは側面を回り込みさらに裏まで回り込んで張る必要があります。

ということで、ちょっと技術を要する襖です。
これをうまく張れる張れないが表具師としてのちょっとした分かれ目ですね!



太鼓はいつものように立て掛けて張ってもいいのですが、小さな(襖よりも)台の上でやると張りやすいです。
角に特に皺が寄りやすいので気をつけましょう。
角は紙の横端をつまんで破れない位に引っ張りながら、同時に上端、または下端の紙を押さえこんでやるとたるみが取れてよいです。
側面はローラーを使って押さえましょう。

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2008/05/28 00:03 | Comments(0) | TrackBack() |
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに


和紙の最高峰「八雲」です。
手漉き故のその肌触りはまさに至宝。
ただただうっとりしてしまいます。
さらさら、すべすべでありながら、なおかつもっちりとした暖かみを感じさせる。
それは、まさに妻の二の腕の内側のような。
誰にも触れさせないよう、隠してしまいたくなるような。
そんな手触りです。

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2008/04/17 00:01 | Comments(1) | TrackBack() |
夏の新作
紅い月の習作


月の赤を紙で表現するのに試行錯誤した結果、
黄色い和紙の上に赤い典具帖(極めて薄く奥が透ける紙)を貼るという手法に行き着きました。



下の襖は下地に金紙銀紙を貼り、
火のついた線香を押しつけて紙を焦がし、
たくさんの小さな穴を空けた襖紙を重ね張りしています。
穴から覗く金銀を星のように散りばめ、天の川に見立てています。


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2007/08/12 00:12 | Comments(0) | TrackBack() |
たまにはsimpleなのもいい
今後のための実験として色々と細工張りを試してみました。



windowsふすまの上にうっすらと赤いすじの入った文華紙をカットしてから重ね張りしています。

久しぶりに部屋が広く感じます。
白は空間を広く見せる、というのは本当ですね。

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2007/07/23 12:51 | Comments(0) | TrackBack() |
どんな襖にも裏がある
押し入れの襖の裏側を見た事がありますか?
表側には色んな柄の紙が張られていますが、
ほとんどの場合、裏側には雲華紙という濃い緑色の地に花のような雲のような模様の浮かんだ紙があるはずです。
普段は日の目を見ない襖の裏方です。

unkashi

襖をひっくり返して
  そんな雲華紙を主役にしてみました。

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2006/10/21 23:22 | Comments(0) | TrackBack() |
ローカル襖
一週間ほど実家に帰っていました、Keroruです。
某チューリップで有名な田舎味あふれる県です。

さて、のんびりと過ごすつもりだったのですが親戚やら友人やら義兄やらに仕事を頼まれたもので
見積り、見積り、襖、襖、襖、障子、襖
と、仕事してない日は皆無でしたorz 

おまけに2個目の襖の所から風邪をひいてしまいまして…。
38℃overで障子の水洗いはこたえました。
ま、田舎だけあって珍しい襖のオンパレードでとても勉強になりましたがね。

その一つが友人の家にあった四枚建ての中抜き襖(下図)です。



こういうのが一般家庭でも平然と出てくるのが素晴らしいですね。
コの字型の襖って(笑)
高難度のに出会うと燃えてきます。

作業に入って枠を外してみると、枠も大分凝っている様子。
複雑な形の組子になっていて釘等を一切つかっていない。

細部に渡って素晴らしいしつらえでした。


この他にも真ん中に丸い障子がはまった襖。
2枚のガラス戸がある中抜きの襖。
等々に出会い、非常に勉強になった出稼ぎ帰省となりました。

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2006/03/07 23:23 | Comments(0) | TrackBack() |
エックスピー
某M社のOS、Wind○wsのロゴにインスパイアされました。



かなりそれっぽい配色にできたかと思います。
銀河という見本帳のカラーバリエーションの豊富さの成せるわざです。

ただね、部屋の雰囲気がね、あまりにファンキーでポップすぎるかなー、…あははー。

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2006/01/16 23:51 | Comments(0) | TrackBack() |
ちぐはぐ
仕事で余った紙なんかを節操なく張ってみました。



あさひの無地2枚と、天袋に美すゞの市松模様(右上)と八雲の彩雲紙(左上)です。
あさひとか美すゞとか八雲は紙の見本集の名前です。
あさひは糸入りで表面を触るとざらざらします。
美すゞはちょっと高級品。値段はあさひの2.5倍。すべすべ和紙です。
八雲はさらにその3倍♪
紙厚は美すゞより薄く、すべすべさらさら、うっとりする手触りです。
顔ですりすりしたくなるくらい(*´∀`*)

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2005/10/02 00:49 | Comments(0) | TrackBack() |
源氏襖

今日は襖の張替えの仕事で墨田区のお宅に行ってきました。

そこで久しぶりに源氏襖に出会いました。
襖の中央部に障子がはめ込んであるものを源氏襖と呼びます。
明かり取りと装飾性を兼ね備えた様式です。
地方ではよく見かけるのですが、都市部では住宅様式の洋風化の煽りを受けほとんど見かける事がないのが現状です。
(料亭等には結構ありますが)

張替えの難度が多少上がるというのも敬遠される原因なのでしょうか。
しかし、こういったモノに出会えるのは襖張りにとっては冥利に尽きるというものです。


ただ、問題はその出会いが「真夏」だという事。
正直、夏に襖を張るなんて正気の沙汰じゃないんです。
何故って、糊の乾きが速いのでクーラーが使えないんです。
しかも風通しが悪く体感温度は36℃くらいだったでしょうか…。


玉のような汗ってこういうのの事を言うんでしょう。
腕の全ての穴という穴に大きな水珠ができて、タオルで拭きとったそばから次の水珠が浮かんできます。
気を抜けば雫が紙に垂れるという緊張と戦いながら、朦朧とする意識を必死に繋ぎ止めて黙々と張りあげていくという荒行。
新しいダイエット法として宣伝できるかも。
3㍑くらいは水分をとったはずなのに体重が1kg減ってました。

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2005/08/01 23:53 | Comments(0) | TrackBack() |
第一弾
今日の襖
といっても別に毎日張り替える訳ではないですけども

 


濃紺の地に所々小さな金泊銀箔がちりばめられています。
月明かりが反射するととても綺麗。
夜が似合う襖です。

ただ、写真では伝わらないのですが、押し潰されそうな程の圧迫感がありますw
これでもかってくらいの濃色ですからね。

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2005/07/06 23:26 | Comments(0) | TrackBack() |
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