巻物です。
開きます。
さらに開きます。
掛軸、屏風あたりまでは現代でも日常生活の中で出会う機会があると思います。
しかし流石に巻物となるとなかなかお目にかかる機会はないですよね。
漫画やアニメの中で忍者だったりオオガマだったりが咥えてるくらいの印象しかない人も多いでしょう。
言ってしまえば、昔の本ですから装飾性よりは実用性重視です。
基本的には掛軸を横にした作りですが、本紙のまわりには裂ではなく和紙を使うので制作コストも抑えられ、より細く巻けます。
縁には覆輪(金色の装飾)を施しました。
黄金の輝きで一気に高級感が増しますが、実は意外と安いです。
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